レクサプロの使用で離脱症状(シャンビリ)が起こることがありますが、緩やかに減薬すれば問題ありません!

うつ病治療にレクサプロ

レクサプロと離脱症状

頭を抱える女性 減薬または断薬してから現れる痺れ・不安・ソワソワ感などの症状を指します。原因はセロトニンが多い状態になれた身体が、急激な変化に対応できず体調に異変をきたすためと考えられています。
薬を1ヶ月以上服用し、それから量を減らしていくと起きるのが殆どです。しかし、多くの場合2週間程で症状は和らいだり、落ち着く傾向にあります。稀に重症の場合に限り、およそ2、3ヶ月続くケースもあります。

また、症状を起こした人の大半は自己判断で薬の量をコントロールしています。自己判断で薬を増量したり、減量することによって症状が起きた場合は元の量に戻すのが望ましいです。
症状が我慢できる程度の場合は、時間をかけて様子を見るという選択肢もあります。日常生活に差し支えない程の痺れやソワソワ感であれば、1~2週間我慢すれば治まり身体が慣れてきます。

この症状を病気の再発と勘違いする方も多いですが、『離脱症状』と『うつの再発』は全く異なります。セロトニンの血中濃度が下がることで起こる反応は副作用であり、病気の再発とは違います。違いをきちんと理解し、余計な心配はしないようにしましょう。
また、身体は急激な変化に対応できないため、緩やかに且つ確実に減薬することが薬を早くやめる近道になります。

離脱症状の体験談

薬と手 私は、今から2年前の35歳の頃にうつ病を患いました。
地元の百貨店で販売員として働いていましたが、残業が酷く自分のプライベートの時間が取れなくなり、心身ともに疲労していきました。家に帰っても休まる時間は少なかったですが、あともうちょっと頑張ってみよう・・・と自分を鼓舞し続け出勤していました。
ですが、そんなときに職場での人間関係にも次第に悩むようになりました。限界を感じた私は、不安を抱えながらも病院へ行くと『うつ』と診断されました。

昔から楽観的で、マイペースで病気とは無縁だと思っていた自分がまさか、こころの病にかかるなんて・・・とショックを受けましたが、ホッとした気持ちもありました。
正式な病名が分かってからは、レクサプロを使った治療が始まり少しずつ症状は改善されていきました。自分でも心身ともに回復してきている実感があったので、断薬すると離脱症状が起こると知っていましたが、徐々に減薬していき最終的には飲まなくなりました。

断薬してから1、2日は何ともなく『もう本当に完治したのかも・・・』と思い喜んでいましたが、断薬後4日目あたりからイライラと動悸、そして吐き気が襲い離脱症状を起こしました。
思っていた以上にキツく、我慢できないくらいの症状で食欲も低下していきました。体調の悪い日が続き、いつ吐き気がくるのか、いつ動悸が起こるのか分からないため車の運転もできなくなりました。

そのときに、すぐにレクサプロの服用を再開すれば良かったのですが、もう薬を飲む生活には戻りたくない・・・という気持ちが働き、すぐには飲みませんでした。しかし、症状が治まる気配はなかったため結局、服用を再開しました。再び服用を始めると数日で改善に向かいはじめ、キツさも次第に治まっていきました。

本来、副作用も少ない安全な薬ですが、減薬のペースは慎重に考えないといけないと思います。
私の場合、自分では徐々に減薬に取り組めたと思っていても、身体にはペースが早かったのかもしれません・・・。1度は離脱症状に悩まされましたが、それからまたペースを考え減薬していた結果、今は薬を飲まずうつを患う前の生活に戻ることができました!
早く治したい、どうにかしたいとの思いから急激に身体に変化を与えるのは危険です。私は、焦らずゆっくり治療に取り組むことがポイントだと思います。
ペースを落とすなり、減薬を延期したりと自分の体調に合わせれば問題ないかと思います。

薬による治療のメリット・デメリット

うつ病は主に薬を用いて治療をする必要がありますが、薬を使用する際のメリット・デメリットについて解説していきたいと思います。特に抗うつ剤の副作用が少なく処方の機会も多いSSRI系統の薬についての説明となります。





メリット

SSRI系統が優れている点として「副作用が少ない」ということが挙げられます。SSRIより前に処方が行われていた抗うつ剤(三環系など)は脳の中の関係のない部分にまで作用してしまうことで、副作用が発生する確率やその症状が重くなってしまう傾向にありました。

便秘、排尿困難、口やノドの渇きなどの副作用症状は「抗コリン作用」と呼ばれるもので、少し難しい話ですがアセチルコリンがその分泌量を調整する器官へと結びつく事まで阻害してしまう為に起こります。

この物質に関わりのある神経に影響を起こすことで上記のような副作用症状を起こしてしまいます。

それに対して、SSRIはセロトニンの調整を行っている器官にのみ作用するので「抗コリン作用」を起こしにくいとされています。

デメリット

副作用が少ないという事は説明しましたが、まったく起こらない訳ではありません。
この系統の薬を飲み始めてから1~2週間は、吐き気、胃のむかつき、下痢などの胃腸への症状をほとんどの方が経験します。

その理由として、胃の粘膜にあるセロトニンの受容体が薬によって影響を受けるためとされています。

ですが、1~2週間を経過すれば次第にからだが慣れるので症状も治まると言われています。

また、「シャンビリ」と呼ばれる離脱症状を起こしやすいとも言われています。この名前の由来は薬をやめた際に、シャンシャンと耳鳴りを起こすことや、手や足がビリビリすることが由来になっています。

デメリットとしてはもう1つあり、「効くまでに時間がかかる」ということです。三環系は、飲み始めから1~2週間で効果を発揮のに対して、SSR系は、2~4週間と約2倍の期間がかかります。

抗うつ剤の副作用に個人差があるように、効果もあくまでも目安ですが、効きが良い人は1~2週間で効き目を実感できる人もいます。

オススメの治療薬「レクサプロ」

どの薬を使うかによって、効くまでにかかる時間にも差が生じます。
また、服用の際の注意点として治療を開始したその日から治療に必要な用量を飲むことはできません。少量からスタートして1ヶ月かけて次第に用量を増やしていきます。また脳内の物質をきちんと安定させるまでには1年はかかるというデータもある事から気長な取り組みは必要となります。

長期的治療の際は、安全性の高い抗うつ剤の使用をオススメします。
特にレクサプロは服用回数が1日1回で済み、安全性が立証されている薬の中で即効性もあります!そのため、長い治療の使用にも向いている薬です。
自分の判断で薬を飲んだり飲まなかったりという事は、効き目を不安定にしてしまい十分な効果を得られなくなるので医師の指示通りの服用さえすれば、症状は良くなるでしょう。